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ビジネス英語の苦手を克服したいのなら、実践する機会を増やそう
ビジネス英語の苦手を克服する一番の方法は、「ビジネス英語の実践の機会を増やすこと」です。
苦手意識を持っていると、会社でビジネス英語を使用する機会を極力減らしたいと感じてしまうかもしれません。
しかし、ビジネス英語が苦手だからとアウトプットの機会を減らすのは逆効果。
ビジネス英語の苦手を克服したいのなら、むしろアウトプットの機会を増やして慣れることが必要です。
「ビジネス英語が苦手なのに、なぜ使用機会を増やさなければいけないんだ!」
そう思うのも当然のこと。
しかしいつまでも明日の英語の会議や英文メールのやり取りに頭を抱えるより、短期間でも苦手なビジネス英語にしっかりと向き合って、ビジネス英語を自分の武器にしませんか?
それでは、なぜビジネス英語の実践が大事なのかをお伝えしていきますね!
綺麗な英語ばかり聞いていても、聞き取りは苦手のまま
ラジオやリスニングCDなどで聞くビジネス英語はとても綺麗で、聞きやすいです。
それもそのはず、発音が良く聞き取り易いネイティブを選んで録音していますからね。
日本でも、アナウンサーの方の日本語はとても聞き取り易く、例え早口でも何を話しているのか聞き取ることが出来ます。
しかし、実際のビジネスの場ではどうでしょう。
とても綺麗な発音の方はごく少数。
例えば日本でも沖縄と大阪、東京で発音が異なるように、英語も国や地域によって訛りがありますし、会話相手によって聞き取り易さが全く違います。
そのため、通勤中にNHKのビジネス英語の講座を聞いたり、リスニングCDを聞き流していれば、綺麗な英語は聞き取れるようになるかもしれませんが、仕事の会議では「英語が聞き取れない」「ビジネス英語は苦手だ!」となってしまいます。
綺麗な発音の外国人の音声を収録したラジオやCDを聞くだけでなく、いろいろな方が話すビジネス英語に慣れることが大切!
ビジネス英語の使用機会を作ることが、ビジネス英語の上達に繋がります。
英語のスピード |
発音 | 訛り |
雑音(周囲の音、2人同時に話す) |
|
NHKのラジオ講座の英語 | ゆっくり~普通 | 聞き取り易い | 少ない | 少ない |
英語教材の付属CDの英語 | ゆっくり~やや速い | 聞き取り易い | 少ない | 少ない |
海外のドラマやニュースの英語 | 速い | 聞き取り易い | 少ない | 普通 |
実際に会議で使われる英語 | 普通~超高速 | 聞き取りにくい場合もある | 普通~多い | 普通~多い |
非言語コミュニケーションは、実践の場でしか学べません
「目は口ほどに物を言う」という言葉をご存知でしょうか。
私たち日本人は、相手の目をじーっと見て話すのが苦手と言われており、会議の場でも資料を見たりメモを取ったりと相手から目を逸らしがち。
しかしアメリカをはじめとする外国人は、「アイコンタクト」「ジェスチャー」を会話中に多用し、コミュニケーションを取ろうとする文化があります。
ビジネス英語が苦手な方は、ビジネス英語の使用だけではなく、これら外国人独特の非言語コミュニケーションも苦手に感じてしまう傾向が。
日本には無い文化なので仕方がないことですが、「アイコンタクト」「ジェスチャー」が自然に出来るようになるだけで、ビジネス英語のスキルに関わらず諸外国の方とスムーズにコミュニケーションが取れるようになります。
では、どうすれば自然と「アイコンタクト」や「ジェスチャー」が出来るようになるのか。
ビジネス英語で会話する機会を増やして、慣れるしかありません。
ビジネス英語や日常英語の本で、ジェスチャーの解説をしている物もありますが、自己流で覚えてしまうと相手を不愉快な気持ちにさせてしまうようなジェスチャーもあり注意が必要。
また、どのような場面で使われるジェスチャーなのか、どのような時にアイコンタクトが必要なのかも、本や動画では学び辛いです。
ビジネスの場で相手の方が使っているジェスチャーやアイコンタクトの方法を覚えるか、英会話スクールに通うなどして、自分の目で見て覚えることが大切ですよ!
相手の心を掴むビジネス英語は、実践でしか習得不可能
ビジネス英語では使用頻度の高い英語を丸暗記しておけば良いと思っていませんか。
「挨拶」「名刺交換」「自己紹介」「所属について」など、確かに丸暗記して役に立つフレーズはたくさんあります。
しかし、丸暗記ばかりのフレーズでは、相手の心を掴むことが出来ません。
これは、実際に外国の方がおっしゃっていた言葉です(ほぼ原文のままで日本語訳しました)
「ねえ、なぜ日本人はいつも同じような英語ばかり話すんだい?教科書に書いてあるのかい?独創性が無いよね。例えば、How are you? I`m fine thank you.のやり取り。」
「『週末は家族で旅行に行って最高だったよ!』とか『ゴルフで凄いスコアが出たんだ!』のように、もうちょっと工夫出来ないのかな?」
「How are you?」の返事については、友人相手なら多少ネガティブな内容もOKですがビジネスの場ではあまりネガティブな返答はしないほうが無難です。
上記のような事に気をつける必要はありますが、「I`m fine thank you!」と典型的な返事をする日本人が多い中で、あなたが別の返答を用意出来れば、ポイントは高いでしょう!
相手の外国人があなたに好意を持ってくれた方が、一緒に仕事をしやすいですよね。
そんな相手の心を掴む日常英語やビジネス英語は、どんどん実践をして経験から学び取っていくしかありません。
挨拶ひとつでも、いろんな返答パターンが考えられるので、いちいち暗記していたらキリが無いですからね。
より自然で、相手の心を掴むビジネス英語を習得するには、実践する機会を増やすのが一番です!
使用機会が少ないまま、インプットだけしても学習効果は薄いです
ビジネス英語が苦手だなと感じた方が行いがちなのが、
- NHKのラジオ講座や番組の視聴
- 会社帰りに本屋に寄ってビジネス英語の本を立ち読み
- ビジネス英語の本を買い漁る
- youtubeでビジネス英語を聞き流す
- TOEICの勉強をはじめてみる
ビジネス英語の本をたくさん買うと、「これでビジネス英語が出来るようになる」という気分になれます。
ついでに昇進出来るような気がしてTOEICの勉強まではじめてみる!
これらの事をずっと続けていても、残念ながらいつまでたってもビジネス英語の苦手は克服できません。
TOEICのスコアが高くても、ビジネス英語が苦手な方はたくさんいます。
ビジネス英語の本をたくさん買って最初は満足、でも数ヶ月もしくは数年後に押入れもしくはブックオフ行きに・・・。
そして結局「ビジネス英語が苦手、明日の会議が憂鬱、どうしよう」となるわけです。
どうしてこれらの方法でビジネス英語の苦手が克服出来ないのでしょうか。
それは、インプットばかりでアウトプットが出来ていないからです。
本は読んで満足してしまうし、ラジオ講座やyoutebeは聞き流して勉強した気になれてしまう。
結局アウトプットの機会は仕事で英語を使う時だけ。
どれだけインプットの機会を増やしても、アウトプットの機会が増やせなければビジネス英語は上達しません。
例えば、あなたが新入社員だった頃の事を思い出してください。
入社直後の研修で、名刺交換のやり方やマナーについてなど、たくさん学びましたよね。
でも初めてお客さんと名刺交換した時、スムーズに出来ましたか?
ガチガチに緊張してしまって変な汗をかいてしまったのではないでしょうか。
ビジネス英語も同じで、たくさん知識を学ぶよりも、何度も何度もアウトプットして、経験を積んでいくことが大切。
1時間ラジオ講座を聞くより、30分ビジネス英語の会話をした方がずっと力になるんです。
インプットを続けるより、少しでもたくさんビジネス英語を使用して慣れることが苦手克服への近道です!
あなたの仕事に合ったビジネス英語は、実践でしか学べない
本やラジオ講座などでビジネス英語を学んでいると、色々な場面を想定した会話のやり取りが出てきます。
名刺交換などといった定番のフレーズは、ビジネスの場で使用頻度が高いでしょう。
しかし、本やラジオ講座は「ビジネス英語を学びたいと思っている不特定多数のビジネスマン」に向けて作られているので、あなたの仕事に合わせたビジネス英語を学ぶことは出来ません。
例えば「飛び込み営業のためのやり取り」の会話を何度も繰り返し聞いても、あなたが英語で飛び込み営業をする機会がないのならあまり意味が無いですよね。
本当にあなたが学びたいのは、あなたの仕事に合ったビジネス英語ではないでしょうか。
あなたの仕事内容に合ったビジネス英語を学ぶには、実践を通して学ぶしかありません。
ビジネス英語の自信をつけるには、経験を積むしかない
ビジネス英語が苦手なあなたは、「自分の発音はあっているのだろうか」「正しく相手に伝えられているのだろうか」と不安に感じる事がよくありますよね。
これらの不安を感じる理由は、あなたのビジネス英語を使用した経験がまだまだ少ないからです。
英語はあくまでコミュニケーションの手段なので、あなたの英語の発音が多少下手でも、文法や単語が多少間違っていても、相手の外国人に意思は伝わります。
何度も何度もビジネス英語を使用する経験を積めば「あ、今文法を間違えた」「発音を間違えたかもしれない」と思っても、たいして気にならなくなるのですが、慣れるまではそうもいきません。
不安で、緊張のあまり頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。
そんなあなたの自信の無さは、相手にも伝わってしまいます。
その結果、なんとなく場の空気が悪くなってしまったり、ぎこちない会話になってしまったり、最悪の場合は英語ではなくビジネスに自信が無いのだと思われてしまったり。
そしてよけにビジネス英語を苦手だと思ってしまうことにも繋がります。
ビジネス英語が苦手→発音や文法が不安で態度に出る→自信の無さが相手に伝わって、よけに会話が上手くいかない→ビジネス英語がより一層苦手になる
という悪循環に陥らないように、ビジネス英語の経験をたくさん積むことが大切です。
ビジネス英語の実践の場を作ろう!
ビジネス英語の苦手を克服するには、ビジネス英語の実践の場を増やすのが一番です。
ビジネス英語を聞き取ること、話すこと、そしてビジネス英語特有のフレーズやアイコンタクト、ジェスチャーを使うこと。
これらに慣れてしまえばビジネス英語への苦手意識は薄れていきます。
そしてあなたの仕事内容に合ったビジネス英語を覚えてしまえば、怖いものは何もありません!
もしあなたが1日中ビジネス英語を使う機会に恵まれているのなら、あっという間にビジネス英語に慣れていくことができるでしょう。
しかし、外資系企業に働いていたり、海外に駐在している人でさえ1日中ビジネス英語で会話をしているという方は少ないのではないでしょうか。
仕事中ずっと会議をしているわけではないですからね。
仕事でビジネス英語を使用する機会が少ないのであれば、仕事外でその時間を作るしかありません。
具体的には「英会話スクール」特に「ビジネスに強い英会話スクール」に通学もしくはオンライン受講するのがベストです。
リスニングCDやyoutubeを視聴したり、文法書や単語帳を買ってきてもインプットメインですが、「英会話スクール」ならアウトプットが中心。
さらに「ビジネス英語のフレーズ」「発音」「リスニング」だけでなく、「アイコンタクト」「ジェスチャー」などといった非言語でのコミュニケーション方法も学ぶ事が出来ます。
そしてあらかじめビジネス英語の使用場面が分かっている場合は、あなたの使用場面に合わせた授業を受けることも可能!
本物のビジネスの場では失敗したら焦ってしまいますが、英会話スクールでビジネス英語を実践する場合は、失敗から学ぶことも出来ます。
もしあなたが英会話スクールに通っていないのなら、英会話スクールの受講を考えてみてはいかがでしょうか。
既に英会話スクールに通ったことがあり結果が出ていないのなら、別の英会話スクールの受講を検討しましょう!
まとめ
今回は、ビジネス英語の苦手を克服するには、実践の機会を増やすのが一番な理由と、実践の機会の作り方をお伝えしました。
~ビジネス英語の苦手の克服に、実践の機会を増やすのが必要な理由~
- 綺麗な英語ばかり聞いていても、聞き取りは苦手のままだから
- 非言語コミュニケーションは実践からしか学べないから
- 相手の心を掴むビジネス英語は、実践でしか習得出来ないから
- 使用機会の少ないまま、インプットだけしても学習効果は薄いから
- あなたの仕事に合った英語は、実践からしか学べないから
- 慣れが自信に繋がるから
ビジネス英語の苦手の克服に一番効果があるのは、場数を踏んで慣れること。
今すぐにでもビジネス英語への苦手意識とサヨナラしたいのなら、ビジネス英語の実践機会を増やすために、英会話スクールの受講を考えましょう!
これからはアウトプットの機会を増やしたいと思います!